先に要点
売上の絶対値を当てるより、推計の定義と期間を揃え、複数の根拠でレンジを作ります。
売上はストアにそのまま表示されない
他社アプリの売上は、通常、自社のApp Store ConnectやGoogle Play Consoleのように正確な数字を見られるものではありません。そこで、セールスランキング、レビュー増分、ストアの公開情報、企業の決算、第三者の推計を組み合わせます。
4つの情報源を分けて考える
| 情報源 | わかること | 限界 |
|---|---|---|
| セールスランキング | 相対的な勢い・変動 | 売上額そのものではない。広告収益も別 |
| 第三者の推計 | 比較しやすいレンジやトレンド | モデル・期間・信頼度で誤差が変わる |
| 企業の決算・開示 | 会社/セグメント/タイトルに紐づく実数 | 単一アプリに分解できない場合がある |
| ストアの公開情報・レビュー | 価格、更新、評価、利用者の不満 | 売上・DLの実数は公開されないことが多い |
調査の手順
- 対象ストア、国、対象期間、IAPか広告かを最初に記録する
- ランキングとレビューの変化を同じ期間で見る
- 第三者推計は最低でもレンジ・信頼度・更新日を添える
- 上場企業なら決算資料の定義を確認し、単一アプリの数字と混同しない
- 最後に、売上ではなく自分が検証できる指標へ問いを翻訳する
広告収益は特に分ける
ストアの売上ランキングやIAPベースの推計は、広告表示から生まれる収益を同じようには捉えません。広告中心の無料アプリを調べるときは、MAU/DAU、広告表示頻度、地域、広告単価など別の前提が必要です。外部ツールの数字が大きくても、定義が違えば比較できません。
売上の前に、調べたい定義(IAP・広告・サブスク)を一つ選ぶ
自分の前提で売上を試算する